くにえだ 掛川グルメ


「そば湯をはじめて飲んだ時、その素朴な味に魅了された」と語る國枝さん。
1990年頃から自己流で蕎麦打を始め、
SBS学園(蕎麦打教室の受講)をきっかけに
地域のボランティアの「蕎麦打教室」などを開催
。横浜の「一茶庵」のプロコースを修了した後、
自宅を店舗兼住宅として新築。
クラッシックやジャズが流れ、まさに「自宅に招待された」
という感覚でゆったりと蕎麦をいただける空間になっている。
5節句に合わせた空間の演出や月に2回発行される「そば國通信」など、
日本文化や蕎麦の歴史が自然に心に入ってくる趣向を凝らしているのは
「今まで一生懸命働いてきた60歳を超えた皆さんに心から寛いでもらいたい」
という気配りから。いただいた「おろし蕎麦1,000円」は、
自分の畑で育てた辛み大根のおろしと鹿児島から取り寄せたこだわりの鰹節、
最高級の蕎麦粉を使用した手打ちの蕎麦。
まず、削りたての鰹節の香りがふわ〜っときて、
コシのある蕎麦が主張し、辛みがマイルドな大根おろしが更に食を促す…
それぞれが役割を果たして素朴で、しかも印象に残る仕上がり。
厨房からの「鼻歌」を聞くと、國枝さんが
本当に楽しんで仕事をしているのが伝わってくる。
素敵な第2ステージを歩んでいらっしゃる方だ。
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